あしなみ会とは
あしなみ会のはじまり
あしなみ会とは「足立区精神障がい者家族会」の略称で、1969年(昭和44年)保健所主催の「家族向け講演会」に参加した家族の方々が結成しました。
あしなみ会の目的
精神障がい者を抱える家族同士、お互いの悩みや苦しみ、喜びを分かち合い、精神に障がいがあっても、支援機関と協力して、地域で安心して暮らすことが出来るようになることを、目指します。
あしなみ会はこんなことをしています。
- 定例会 8月を除き、毎月第3土曜日、午後1時30分から午後4時まで家族会事務所で開催します。定例会の内容は、講演会、懇談会、見学会、レクリエーションなど。
- 会報 あしなみ会だより
8月を除き、毎月発行します。
例会の報告、お知らせ、精神保健などの情報提供、関連施設の記事など。
あしなみ会と地域との連携
- 区内家族会、障がい者団体連合会との交流
- 足立ボランティアまつり、東京足立病院のお祭り
- 足立区こころの健康フェスティバルへの参加
あしなみ会 定例会報告
これからの予定:(8月の定例会は夏休みです。)
9月の定例会:9月16日(土) グループホーム見学会
グループホームってどんなところ?どんな支援を受けられるのかな。
足立区内で長く共同生活援助事業として支援活動をされているグループホームを見学させていただきます。集合場所などの詳細はあしなみ家族会までお問い合わせくださいませ。
(03-3881-6400 あしなみ家族会)
6月の定例会報告:6月17日(土)…参加者18名
講演会:講師は医師の花田照久先生を講師にお招きしての講演会:
「精神の障がいの方についての家族の対応の仕方について」
精神の病気は、健康なところとそうでないところが混在している病気。健康な部分に注目し、健康なところを増やしていくことが大事。健康な部分を増やしていけば、困っているところ、障害の部分に、よい影響を及ぼしていく。障害の部分が健康なところにカバーされて、困っているところを困らなくすることができてくる。病気は治るのではなくてよくなっていくもの。よくなっている時間が長くなると、生活が楽になってくる。親は自分がいなくなった後、どうなる、と心配するが、子供は、社会のもの。自分のものじゃない。社会で受け止め、みんなでみていく。家族は、抱え込まず、孤立しないこと。燃え尽きないこと。家族は、まず話すことが大事。
ほっと一息つけるお話でした。
7月の定例会報告:6月17日(土)…参加者13名
講演会:講師は精神保健福祉士の浦健太郎氏(東京足立病院 精神科デイケア)「医療機関による就労支援 精神科デイケアの取り組み」についてお話いただきました。
東京足立病院 デイケアでは、医師をはじめ、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、心理療法士等、多職種がチームとなり支援を提供しています。Try(就労)デイケアでは、生活リズムを整えることから始め、就労準備支援として就労支援施設や職場見学も行っています。就労継続支援A型、B型の事業所、就労移行支援などと連携して支援を提供しています。就労中の方を対象に就労定着支援プログラムとして就労交流会も行っています。認知行動療法、WRAP(元気回復行動プラン)を取り入れ、「食」を大事に考えて取り組んでいます。
足立区障がい者団体連合会 対区長要請集会 7月27日(木)
- 思春期における精神疾患の早期発見、早期支援のために(1)中学生向けに精神疾患理解のためのパンフレットを作成してください。(2)スクールカウンセリングの充実緒精神保健福祉士配置等、精神疾患についての理解を促進するための施策を講じてください。
- 障がい者福祉手当(区制度)を精神障害者保健福祉手帳2級所持者にも支給してください。
- 身体障碍者手帳または愛の手帳所持者に交付しているタクシー券を精神障害者保健福祉手帳所持者にも交付してください。
あしなみ家族会より2名参加し、要望を伝えてきました。
あしなみ家族会では、毎月(8月を除く)第三土曜日に定例会を開いています。病気のご本人はもちろんですが、家族にとっても「孤独」は抑うつや不安を生み出してしまいます。家族の立場としての思いを受け止めあうことが私たちの活動の「イの一番」です。
どうぞ、ご連絡ください。お待ちしています。